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トウシ君が紹介する!大化けしたテンバガー米国企業4選

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大化けしたテンバガー米国企業紹介と投資方法

トウシ君です!
今回の記事は「大化けしたテンバガー米国企業」の紹介です!!

前回掲載した記事『トウシ君と見つける!テンバガー株の探し方~大きく株価が上昇する4つの特徴とは~
の続編とも言える今回のテーマですが、
・「じゃあ具体的にどんな企業がテンバガーを達成したの??」
・「実際に企業を見てみないとイメージが湧かないよ!!」
・「前回の記事で書いてあったテンバガー達成企業の特徴・共通点は本当なの??」
・「実際に投資した後はどこに注目したらいいの??」

などなど、どんな企業がテンバガーを達成するのか中々理解が難しい方もいるかもしれません。
投資方法がわからない方もいるかもしれません。

そこで!!
今回は過去に達成したテンバガー企業を、
トウシ君と一緒に考察していきたいと思います!!
この記事を読むことで、よりテンバガー投資へのイメージが湧き、
「夢のテンバガー企業への投資」を実現できるかもしれません!
右肩上がりのチャートを眺めているとわくわくすること間違いなし!

それではどうぞ!!
(※前回の記事とあわせて読むことでより理解が深まると思います。読みたい方はコチラから)




























テンバガー企業の特徴・共通点おさらい

企業を見ていく前に少しだけテンバガー企業の特徴・共通点についておさらいしたいと思います。

①時価総額が小さい
日本企業 時価総額300億円以下
米国企業 時価総額20億ドル以下

②上場して間もない企業(上場後10年以内)
上場後何年も株価が停滞している企業ではなくて、上場してまだ日の浅い企業

③創業社長が現役経営者
「誰に投資するのか」という観点を持つ
⇒創業社長は揺るがない信念を持ち事業を展開している。
この信念が株価の成長につながる。

④成長性を表す「増収率」、稼ぐ力を表す「経常利益率」が高い
2008年から2020年直前までの間に、
10倍以上値上がりした企業は839社
その企業の売上高経常利益率みると、
「利益率が10%以上の企業」が、50%以上を超えていました。
「長期的に稼ぐ力あるか」
「事業モデルは長期的に競合優位性があるといえるか」
どうか判断する必要がある。

以上の4つの点を踏まえて、
過去のテンバガー企業を見ていきたいと思います。


テンバガー企業① Visa(ビザ)〈V〉

1つ目はVisaです。
皆さんもご存じのとおり、言わずと知れた「クレジットカード界のキング」です。
2008年3月にニューヨーク証券取引所に上場しました。
まずはテンバガー企業Visaについて見ていきます。

①時価総額
Visa 時価総額 5010.42億ドル
(※2020年12月30日時点)
NYダウ工業株30種採用 (NYSE上場)

②創業
歴史
1958年
バンク・オブ・アメリカがクレジットカードプログラム(BankAmericard)を開始  
1976年
BankAmericardからVisaに改名(Visaが誕生)
2007年
グローバル企業としてのVisaが発足
現本社 カリフォルニア州
創業者 ディー・ホック
(※詳細なVisaの歴史を知りたい方はコチラ)


(※CISION PR Newswire 「Modo Appoints Dee Hock, Founder of Visa Inc, To Advisory Board」より引用)

③企業理念
Visaの企業理念は、
すべての人がいつでもどこでも利用できる、最も優れた決済方法を提供する」です。
Visaは200以上の国と地域で事業展開し、消費者、金融機関、企業、政府機関などのグローバルな企業を対象にサービスを提供しています。

④稼ぐ力(収益構造)
Visaはクレジットカードのシェア率54%を誇り、世界1位の座に君臨し、
2位のMastercardのシェア率26%を大きく離しています。         
圧倒的なシェアを武器に世界200カ国で電子決済、取引処理ネットワークを展開し、事業を拡大しています。
Visaの収益構造は、カード会社からの決済機能手数料により成り立っています。
Visaは加盟店が支払う手数料と消費者が支払う金利などで利益を得るいわゆる
「カード会社」ではなく、
一連の決済機能を提供している企業です。
そのため、カード会社のように、消費者の貸し倒れリスクを負う必要はなく、
決済機能を利用してもらえさえすれば報酬(決済機能手数料)が手に入るので、

・Amazonなどの通販で買い物する際の決済
・QRコード決済(PayPay、LINE Payなど)
・Apple Pay決済

など、キャッシュレス決済をするときは、Visaの決済サービスは必要不可欠ですから、巨大な決済プラットフォームを持つVisaの収益構造は強固なものです。


クレジットカードシェア率

(※出典:『Purchase Transactions on Global Cards in 2016』The Nilson Report(2017))

⑤上場後の動き
Visaは2008年3月に終値14.13ドルで当時の史上最大規模の新規株式公開(IPO)を果たしました。
そこから株価は見てのとおり、大きく下落することなく、きれいに右肩上がりに上昇し、
2018年に140ドル台まで上昇し、上場から10年をかけてテンバガーを達成しました。


(※Googleより参照「NYSE: V」)
(TradingViewで株価の詳細を見たい方はコチラ

テンバガー企業② Shopify(ショッピファイ)〈SHOP〉

2つ目はShopifyです。
Shopifyは、カナダに本社を置く、
「ECプラットフォーム企業」です。
Amazonとは違い、各企業ごとに独自のインターネットショップを開設でき、
厳選した様々なテーマを選択し、出品者が柔軟に通販サイトを構築できます。
2015年5月にニューヨーク証券取引所に上場しました。

①時価総額
・Shopify 時価総額 1379.99億ドル
  (※2021年1月1日時点)
・ニューヨーク証券取引所(NYSE)上場 

②創業
設立年 2004年
現本社 カナダ(オンタリオ州) 
創業者 トバイアス・トビ・ルーク
               ダニエル・ウェイナンド
               スコット・レイク

Shopifyは元々スノーボードを販売するオンラインストアを立ち上げようとしたのが創業のきっかけです。
当時は、販売に必要なサービスがなく、
なかなか気に入ったものが見つからなかったため、
独自のウェブサイトを自作したのが現在のShopifyの始まりです。

トバイアス・トビ・ルーク

(※「15 interesting things you didn’t know about Shopify CEO Tobias Lütke」より引用)

ダニエル・ウェイナンド

(※「Shopify's Daniel Weinand: 'With Every Failure I Experienced, There Was an Opportunity to Come Out Even Stronger'」より引用)

スコット・レイク

(※「Tips and Insights from Scott Lake」より引用)

③企業理念
Shopifyの理念は、
「Make commerce better for everyone」
すべての人々の商取引をよりよくする 」です。
Shopifyはこの理念のもと、
「ネット通販を始めたくてもノウハウがない企業」に対して
・通販サイトの作成
・商品の在庫管理
・決済及び配送
までの流れを独自システムで効率化し、
現在、世界175ヶ国以上で利用されており、
導入企業は100万社を超えています。

④稼ぐ力(収益構造)
Shopifyの主な収益構造は2つです。
・サブスクリプション収益
・手数料収益

通販サイトを開設する企業は、
次の表のとおり、月額料金と決済時に手数料を支払います。
これが、Shopifyの収益となります。
またAmazonとは違い、
自社に最適なECサイトを構築することができる点が強みです。
(アマゾンキラーと呼ばれる所以です。)

Shopifyの売り上げは、
新型コロナウイルスによる外出の自粛や小売店の営業停止などで、ネット通販の需要が急速に増えたことにより、業績は絶好調です。

・新規導入件数(2020年4月~6月)
 71%増加(同年1月~3月と比較) 
・売上高(2020年4~6月期) 
 7億1434万ドル(前年同期比97%増)
(※日本経済新聞「Shopify、4~6月期は売上高倍増で最高益 ネット通販支援」より参照)

Shopify料金体系

 

公式サイトで詳細を見る


⑤上場後の動き
Shopifyは2015年5月に終値25.68ドルで上場、
2019年には250ドル台まで上昇し、
テンバガーを達成しました。
その後も新型コロナウイルス感染拡大による、ネット通販の需要の高まりによって、
株価はさらに上昇し、2020年12月の最高値1,285.18ドルで計算すると、
上場から約50倍まで株価が上昇したことになります。


(※Googleより参照「NYSE: SHOP」)
(TradingViewで株価の詳細を見たい方はコチラ

テンバガー企業③ NVIDIA(エヌビディアコーポレーション)〈NVDA〉

3つ目はNVIDIAです。
NVIDIAはコンピュータのグラフィックス処理を行うGPU(Graphic Process Unitsの略)を開発している半導体メーカーです。
最近はAIの発展に伴う自動運転車開発で、自動車向け人工知能(AI)半導体チップの市場拡大や、eスポーツなどのゲーム業界の盛り上がりによって、ゲーム用GPU(画像処理半導体)やデータセンター向け半導体の売り上げが増加していて、今後も目が離せない企業です。
1999年1月にナスダックに上場しました。

①時価総額
NVIDIA 時価総額 3232.42億ドル
(※2021年1月2日時点)
S&P500採用 (NASDAQ上場)

②創業
設立年 1993年
現本社 カリフォルニア州 サンタ・クララ
創業者  ジェン・スン・ファン(現CEO)
     クリス・マラコウスキー

ジェン・スン・ファン(現CEO)           

(※「NVIDIA CEOジェンスン・フアン、最大のテクノロジ展示会「CES」でトップを飾る」より引用)

クリス・マラコウスキー

(※「NVIDIA:NEWSROOM」より引用)

③企業理念
NVIDIAの創業者で現CEOのジェン・スン・ファンの経営哲学は、

・Be a learning machine
(学び続ける機械であれ)


・Be intellectually honest
(知的に誠実であれ)


・Measure yourself against the speed of light
("光速"と自分を比較せよ)
という言葉を掲げています。
(※東洋経済ONLINE:「トヨタも注目!半導体「エヌビディア」の哲学ゲーム用チップがAIの立役者になった理由」より参照)

④稼ぐ力(収益構造)
NVIDIAは、
ゲーム用の半導体メーカー
としての地位を確立してきましたが、
最近のNVIDIAは、
人工知能(AI)計算用の半導体
としての地位を確立しています。

2020年5~7月期決算で、
初めてデータセンター事業(人工知能半導体)の売上高がゲーム事業を上回りました。
また、NVIDIAはBMWやテスラなど自動車メーカーとも提携し、自動運転の分野からも引っ張りだこな状況です。
今後人類の大きなテーマでもある、
「人工知能(AI)」分野でのさらなる活躍が期待できます。


※日本経済新聞(2020年8月20日)「エヌビディア、AIが初のゲーム超え アーム買収焦点」より引用

⑤上場後の動き
NVIDIAは1999年1月に終値1.64ドルで上場を果たしました。
2001年には16ドル台まで上昇しテンバガーを達成しました。


(※Googleより参照「NASDAQ: NVDA」)
(TradingViewで株価の詳細を見たい方はコチラ

テンバガー企業④ Netflix(ネットフリックス)〈NFLX〉

最後はNetflixです。
元々は「郵便DVDレンタル」を行う企業として2002年5月にナスダックに上場しました。
現在は米国の動画配信サービスを手掛けています。
新型コロナウイルスによる巣ごもり需要も追い風となり、業績をどんどん拡大していき、
特にヨーロッパや中南米、アジア圏で会員数を伸ばし、有料会員数は1億8千人を超えています。
(※会員数は2020年4月時点)

①時価総額
Netflix 時価総額 2270.69億ドル
(※2020年12月24日時点)
S&P500採用 (NASDAQ上場)

②創業
設立年 1997年
現本社 カリフォルニア州ロスガトス
創業者 リード・ヘイスティングス(現CEO)
    マーク・ランドルフ(初代CEO)

リード・ヘイスティングス(現CEO)            

(※「Netflix、「自由と責任」の凄み 世界No1を生んだ企業文化」より引用)

マーク・ランドルフ(初代CEO)

(※「ネットフリックスの「影の創業者」マーク・ランドルフという男」より引用)

③企業理念
Netflixは、「エンターテインメント」をいわば友情と同じように、
人生において不可欠なもの」とし、
基本理念として、
プロセスより社員を重視」という考え方を掲げ、次の点を重要視しています。

・社員一人ひとりの自立した意思決定を促し、尊重する
・情報は、広く、オープンかつ積極的に共有する
・とことん率直に意見を言い合う
・優れた人材でチームを構成し続ける
・ルールをつくらない
(※NETFLIX JOBS「Netflixのカルチャー」より参照)

この独創的、柔軟性、自由性や協調性のある基本理念が社員の生産性を高めていき、
Netflixの成長につながっていると考えられます。
Netflixの企業理念についてもっと詳しく知りたいという方はコチラの本をぜひ読んでみてください。


題名:NO RULES 世界一「自由」な会社、NETFLIX 
著者:リード・ヘイスティングス、 エリン・メイヤー 
価格:2,178円(税込み)
刊行日: 2020/10/22
※公開時点のKindle版価格です。
価格が変更されている場合もありますので商品販売サイトでご確認ください。


④稼ぐ力(収益構造)
Netflixは動画を配信し、有料会員が毎月払う月額料金を収益としている、
「サブスクリプション方式」のビジネスモデルです。
(※商品ごとに購入金額を支払うのではなく、
一定期間の利用権として料金を支払う方式。「定額制課金方式」)


そのため、有料会員が増えれば増えるほど利益も増えていく構造となっています。

⑤上場後の動き
Netflixは2002年5月に終値1.21ドルで上場を果たしました。
2009年3月には有料会員数が1千万人を突破し、
そこからどんどん株価は上昇していき、
2010年には10ドル台まで上昇しテンバガーを達成しました。


(※Googleより参照「NASDAQ: NFLX」)
(TradingViewで株価の詳細を見たい方はコチラ

〈Netflixの快進撃は止まらない〉
2020年12月24日時点のNetflixの株価は514.48ドルで、(※最新の株価を知りたい方はコチラ)
2002年の終値が1.21ドルでした。
さて、何倍まで株価は上昇したでしょうか??

514.48÷1.21=425.1900826446281

425倍

テンバガーどころの騒ぎじゃない!!

もし上場後、1,000株(約12万5千円)Netflixに投資していたら、
2020年現在で約5,300万円まで資産が増えていたことになります。

最後に~テンバガー株を狙う投資方法~

いかかでしたでしょうか??
大化けしたテンバガー米国企業4選を見てみました。
どんどんと上昇していくチャートを眺めていると気持ちいいですね笑

テンバガーになる企業はどういった共通点や特徴があるのか理解できたのではないでしょうか??

ここで、トウシ君が一番重要であると考える点を紹介します。
それは、
売上高が少しずつ拡大していき、それに伴って株価も上昇しているかどうか』です。

今回紹介した企業の業績推移のグラフを見てもらえばわかると思いますが、必ず、
前年の売上高と同水準
又は、
前年の売上高を上回る」ように業績が拡大しています。
もちろん、株価もそれに併せて上昇しています。
(ぜひページを戻って確認してみてください↑↑↑)

投資実践法

以下は冒頭で紹介しました、4つの大事な点
(企業選定のためのポイント)
①時価総額が小さい
②上場して間もない企業(上場後10年以内)
③創業社長が現役経営者
④成長性を表す「増収率」、稼ぐ力を表す「経常利益率」が高い

実践法
(企業に投資してからのポイント)
①四半期ごとに発表される決算を確認する
②業績が拡大していく限り保有し続ける(業績の拡大が止まったと判断したら売る)
③短期の株価の上下は気にしない
⇒上場間もない成長企業の株価は激しく上下しやすい。企業の優位性や将来性が失われることがない限りはホールド

これが、
トウシ君が考える10倍株投資法
=「トウシ君投資法」です!!

この記事を読んでくださった皆さんが、少しでも参考になれば幸いです。
次回の掲載もお楽しみに!!
それでは、また!!
トウシ君でした!!


 ■情報発信
 Instagramにて毎日投資・経済の情報を発信中(@tousi.kousi)フォローお待ちしてます!


番外編~紹介できなかったテンバガー米国企業一挙紹介~

今回は紹介はできませんでしたが、
過去にテンバガーを達成した米国企業を一挙紹介しますので、
ぜひ、ご自身の企業分析などに、お役立てください!

 

番号 企業名 Ticker symbol 業種
1 ドミノ・ピザ DPZ ピザ販売企業
2 アドビ ADBE 画像編集ソフトウエア企業
3 ファイバー FVRR フリーランスサービスのオンラインマーケットプレイス
4 テラドック・ヘルス TDOC 遠隔医療および仮想医療会社
5 トゥイリオ TWLO クラウドコミュニケーションプラットフォームサービス企業
6 オクタ OKTA クラウド管理サービス企業
7 アルタ・ビューティー ULTA 化粧品小売チェーン店
8 トレード・デスク TTD 広告データ企業
9 アマゾン・ドット・コム AMZN 多国籍テクノロジー企業
10 テスラ TSLA 電気自動車メーカー






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