トウシ君と見つける！テンバガー株の探し方～大きく株価が上昇する４つの特徴とは～

テンバガー株（大きく株価が上昇する企業）の探し方

トウシ君です。
今回の記事ではテンバガー株（大きく株価が上昇する企業）の探し方について紹介したいと思います。
テンバガーとは、『短期間に10倍以上の株価を記録する現象、またはその銘柄のこと』を言います。

・「大きく上昇していく企業を探したい！」
・「大きく成長していく企業にはどんな共通点があるのか知りたい！」
・「テンバガー企業を当てて資産を大きく増やしたい！」

と考えている人はぜひ読んでみてください！
この記事を読むことで大きく成長する企業の特徴や共通点がわかり、
将来のテンバガー株を探す上での参考になると思います！

それではどうぞ！！

そもそもテンバガーってなんだ？？

 ※THE WALL STREET JOURNAL「【バロンズ】インデックス投資に勝算なし、リンチ氏語る」より引用

まずテンバガーとは何かについて説明したいと思います。
テンバガー(Ten Bagger)とは、
『短期間に10倍以上の株価を記録する現象、またはその銘柄』を言います。
言葉の語源は、野球の「塁打」を意味するスラング「バガー」から来ています。

この言葉は、株式投資界の伝説の人物ピーター・リンチ氏が作った言葉です。
ピーター・リンチ氏はマゼラン・ファンド1977年から1990年の13年間で、2000万ドルを140億ドルに驚異的なパフォーマンスで運用資産を増加させたまさに伝説の投資家です。
(※ピーター・リンチ氏の投資に関する考え方を学びたい人は『ピーター・リンチの株で勝つ［新版］―アマの知恵でプロを出し抜け』をぜひ読んでみてください。)

---

---

テンバガーになるための特徴・共通点

「そもそも大きく成長していくテンバガー株ってどんな共通点があるの？？」
特徴や共通点について説明します。
テンバガー株を探すときに次の点に注目することで、
あなたもテンバガー株に投資することができるかもしれません！
大きく成長する企業にはどんな特徴や共通点があるのか、
それでは見ていきましょう！！

①上場して間もない企業(上場後10年以内)

上場から日が浅い企業は事業を拡大していくため、資金調達をし、一気に業績を伸ばしていくことで、株価も上昇していきます。
逆に上場から何十年たっても株価が上昇していない企業はなかなか上昇しにくいと考えられます。

②時価総額が小さい

時価総額の目安　
日本企業 時価総額300億円以下
米国企業 時価総額 20億ドル以下
なぜかというと、下の図のように時価総額を5倍にするには、
時価総額が小さいほど大きくする時価総額は小さくて済むからです。
すでに時価総額の大きい大企業がより成長していくためには、
今まで以上のサービスや商品を、世の中に提供し、
利益を大きく生み出さなくてはなりません。
そのため、時価総額の小さい小型株への投資の方が、大きく成長を見込めると考えられます。

(※トウシ君のInstagram(＠tousi.kousi)では「時価総額が大きいのはどっち？？」というコーナーで２つの企業のどちらの時価総額が大きいか当てるゲームをしていますが、
企業に投資をする場合、「株価」ばかりを気にするのではなく、「時価総額」を調べどのくらいの成長を見込めるのか、考えることも大事です。)

③創業社長が現役経営者

企業の創業者は会社を設立するときに当然、
「こんな商品やサービスがあったら世の中は便利になるのになぁ、、、。」
「こんな理想の世界に世の中を変えたい！」
「こんなことで困っている人たちのために世の中を変えたい！」
など企業の創業者は、
『世の中に対する理想や願望』
『揺るがない信念』
を強く持ち、大きなリスクを負い、事業を展開しています。
この想いが企業を大きく成長させ、株価の上昇につながっていくのです。

例えば、テスラ社のCEOであるイーロン・マスクは
少年時代から自分の人生の目標を「人類に貢献する」と掲げ、人類がまだ成し遂げたことのない事業を展開し、
この壮大なビジョンが人々を熱狂させています。

見てのとおり、テスラはテンバガーを達成してます。
2010年に上場し、最安値3.00ドルをつけ、2020年12月13日時点で最高高値654.32ドルまで上昇しています。
テンバガーどころか、テスラの株は2010年の上場初日の終値から1万2551％も高騰しています！！(凄すぎる！！)
もしあなたが、上場したばかりのテスラに1万ドル（約104万円）投資していたら、130万ドル（約1億3千500万円）の大豪邸に住むことが出来たかもしれません！
(※THE WALL STREET JOURNAL「テスラ株の爆騰を見逃した？そう気を落とさず」より参考)

イーロン・マスクの強い信念がここまで企業をここまで成長させていったひとつの要因であると考えられます。
企業に投資をするとき、「どの業種」、「どの企業」に投資するか判断することも大事ですが、
「誰に投資するのか」という観点も非常に大事です。

イーロン・マスク(Wikipediaより)
宇宙開発企業スペースX社の共同設立者およびCEO
テスラの共同設立者およびCEO
テスラの子会社であるソーラーシティの会長
1971年6月28日生まれ
南アフリカ共和国・プレトリア出身

※Forbes JAPAN「イーロン・マスクの名言7選　「一緒に働いている人が好きかどうかは、とても大切だ」」より引用

④成長性を表す「増収率」、稼ぐ力を表す「経常利益率」が高い。

大きく成長していく企業は当然稼ぐ力がなくてはなりません。
下の円グラフを見てみましょう。
リーマン・ショック(2008年)からコロナショック(2020年)直前までの間に、
10倍以上値上がりした企業は839社ありました。
その企業の「売上高経常利益率」をみると、
「利益率が10％以上の企業」が50％以上を超えていた結果となっています。
いくら、信頼のおける経営者であっても、稼ぐ力がない企業に投資していては、
テンバガーを達成することは難しいかもしれません。

※日本経済新聞「調査が示す10倍株の特色 7割は時価総額50億円未満日の丸テンバガー大研究（下）」より引用

しかしここで注意しておきたいのは、
売上高が右肩上がりでも、
必ずしも純利益はそれに比例して上昇していかないことです。
次に下のグラフを見てみましょう。

これはAmazonの売上高と営業利益の推移を示しています。
ご覧のとおり、売上高はもの凄い勢いで上昇しています。

しかし、営業利益はどうでしょうか？？
売上高に比べるとあまり営業利益は上昇していないように見えると思います。
これはなぜか？？

それは、売上を「先行投資」に回しているからです。
先行投資とは、売り上げを拡大していくために投資することを言います。
具体的には、「研究・開発費」「広告費」「人件費」「設備投資」などが挙げられます。

企業を大きく成長していくためには先行投資がかかせません。
必ずしも、
「売上高の増加＝純利益の増加」とはならないことを理解しておく必要があります。

まとめ

今回の記事では、テンバガー株・大きく成長する企業の探し方について紹介してきました。
もし、あなたがテンバガーを見つけ出して、大きく利益を上げたいのであれば、
投資する前に最低限考えなくてはいけない点は

①上場して間もない企業(上場後5年以内)
上場後何年も株価が停滞している企業ではなくて、上場してまだ日の浅い企業を選ぼう！
勢いがある上場間もない企業は、資金調達をし一気に業績を拡大させていく！


②時価総額が小さい
小型株の方が大きくする時価総額は小さくても何倍も成長することができる！
【小型株選定の目安】
日本企業　時価総額300億円以下
米国企業　時価総額20億ドル以下
企業の時価総額を調べたいときはGoogle先生に聞けば教えてくれます。
※検索例「Microsoft　時価総額」で検索




③創業社長が現役経営者
企業に投資することも大事ですが、
「誰に投資するのか」という観点も非常に大事！
創業社長は揺るがない信念を持ち事業を展開している。
この信念が企業を大きく成長させ、株価の上昇につながる。


④成長性を表す「増収率」、稼ぐ力を表す「経常利益率」が高い。
・リーマン・ショック(2008年)からコロナショック(2020年)直前までの間に、
10倍以上値上がりした企業は839社
・その企業の売上高経常利益率みると、「利益率が10％以上の企業」が50％以上を超えていた。
「長期的に稼ぐ力あるか」「事業モデルは長期的に競合優位性があるといえるか」どうか判断しなくてはならない！

終わりに

いかがでしたでしょうか？？
大きく成長していく企業の特徴がわかったかと思います。
株式投資で大きく利益を上げるためには、
今後大きく成長を見込める企業に中長期的に投資することで、
仮に１０倍まで上昇しなくても、この記事を参考に、
株価が２倍、３倍と大きく成長していく企業に投資できれば、大きな利益を上げることができます。

今回の記事を読んでくださった皆さんが、
「テンバガー企業に投資し、大きな利益を上げることを願っております。」

それではまた！！
トウシ君でした！！

■情報発信
　Instagramにて毎日投資・経済の情報を発信中(@tousi.kousi)フォローお待ちしてます！