資産運用 金融資本への投資

投資を始める前に知っておくべき2つのこと No.2「金融資本への投資」

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 トウシ君です。

 前回の記事では、
『自分の頭を鍛えること』=『自己資本への投資』
がこれからの将来に備える今始めなくてはならないこと説明しましたが、

今回は、
『資産を買うこと』=『金融資本への投資』
の重要性について説明したいと思います。
(※前回の記事をまだ読んでいない方はこちらからどうぞ)

 まず始めに、資産を買うこととは何か。資産とは、具体的に、
・株式
・FX
・不動産
などの資産を指します。その中でもこれから投資を始めたいと考えている人にとって一番手軽に始められるのは「株式投資」だと思います。

 なぜ、将来に備えるために資産を買わなくてはならないのか。
老後の2000万円問題という言葉がありますが、これは収入を年金のみに頼る無職世帯のモデルケースでは、20年間から30年間の老後を生きるために約2000万円の老後資金が必要になるというものです。

貯金だけしかしなかった場合、簡単に達成することは出来ません。将来に不安を抱えて生活しているのであれば資産を買い続けなくはならないのです。
順番に見ていきましょう。
 
 例えばAさんがいたとします。
22歳で働き始めたAさんが65歳まで33年間、毎月3万円ずつ貯金を続けたとすると、

 3万円×12か月=36万円(1年間)
 36万円×33年=1188万円

となり、これだとAさんは65歳までに2000万を貯めることは出来ません。貯金だけで老後の2000万円問題は解決出来ないのです。

ここで、金融資本への投資がいかに凄いのかを知るために、まず、NYダウ(ニューヨーク証券取引所やナスダック市場に上場している代表的な30銘柄の推移をもとに算出した指数)の50年分のチャートを見てみましょう。

 【NYダウ50年間のチャート】


 1980年のNYダウは956ドルですが、2020年11月時点で一時3万ドルを超えました(※最新のダウ平均株価はこちら)
50年間を平均すると、おおよそ年率7%の利回りが得られたことになります。
 
 例えばBさんがいます。
22歳で働き始めたBさんが65歳まで33年間、毎月3万円ずつ資産を買い続けたとすると、Bさんの資産はどうなったでしょうか??

 3万円×12か月=36万円(1年間)を年率7%で33年間運用
 
 下のグラフと見てください。Bさんの資産は2000万円を優に超え4000万円を超えるまで資産が増えています。
定年退職するまでに、貯金しかしなかったAさんと資産を買い続けたBさんで4倍近く差が開く結果となりました。

 【資産を買い続けたBさんの運用結果】
(※投資信託のガイド ファンドの海で公開されている「積立と複利計算」のツールになります。長期投資・積立投資の威力を知りたい方はぜひ参考にしてください。サイトはこちらから)

 





資産とは「私のポケットにお金をお入れてくれるもの」
お金持ちになるための方程式とは

 資産とは=「私のポケットにお金を入れてくれる」もの。
世界で大ベストセラーになったロバート・キヨサキさんの『金持ち父さん 貧乏父さん アメリカの金持ちが教えてくれるお金の哲学』に出てくる言葉です。
お金持ちになるためには、私たちのお金を増やしてくれるもの。資産を買いなさいということをとても分かりやすく表現した素晴らしい言葉です。
 もし、あなたが会社勤めで働いていたとして、将来に不安を抱きながら日々を過ごしているのであれば、今すぐに買うべきものはブランド物の洋服でも、自分へのご褒美のカバンでもないのです。
 
 お金持ちになるための方程式は、
 
 資産形成=(収入-支出)+(資産×運用利回り)

 つまり、お金持ちになるための方法は3つ
①収入を増やす(稼ぐ力をつける。自己資本への投資)
②支出を減らす(無駄なものを買わない。)
③運用利回り(金融資本への投資。資産を買い続ける)

 お金持ちになるための方法は簡単な方程式に集約されます。
資産を買わない人は毎月振り込まれる給料の中から、支出をなるべく抑え、残ったお金を貯蓄の回すことになります。(①と②だけで資産形成)
これでは、先ほど登場したAさんのように65歳までに2000万を貯めることは出来ません。
労働収入だけに依存しているとラットレース(働いても、働いても、一向に資産が貯まらないことを指す言葉)から抜け出せず、いつまでたっても資産は増えていきません。

また、英国の歴史学者・政治学者シリル・ノースコート・パーキンソンが1958年に提唱した「パーキンソンの法則」というものがあります。
これは「支出の額は、収入の額に達するまで膨張する」とし、収入が増えるとその分支出も増えていくというものです。
継続的に資産を買うことをせずにいると、その分余計な支出をしてしまい、これもまた資産は一向に増えていかない理由となります。






まとめ

 AさんとBさんを比較してわかったように、資産を増やすには、労働収入と節約だけでは到底実現できません
何度も言いますが、資産を増やすには、

資産を買い続けなくはならないのです


先ほど登場したBさんのように、長い時間をかけて資産を買い続けることで、大きな資産を築くことが出来るのです。
そして、資産を買い始めるのは早ければ早いほどよく、コツコツと買い続けることで雪だるまのように、資産は大きく膨れ上がっていくからです。

 将来を備えるために私たちが今始めなくてはならないことは、
『自分のために働いてくれる分身(資産)を作り、それをどんどん大きく成長させていく(買い続ける)こと』だということです。

 この記事を読んでくれた皆さんが、金融資本への投資の重要性を理解し、行動に移す人が少しでも増えてくれると嬉しいです。次回もお楽しみに!!

 




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